施行予定の検査・治療などについて解説します。
検査
ダーモスコピー
偏光レンズを使用した器具を用いて、皮膚表面を拡大。血管、色素、表皮の変化などを確認します。
顕微鏡検査
主に水虫(白癬)の診断をする時に施行します。表皮を一部ピンセットで採取し、特殊な溶液で角質を溶かして残った真菌を検出します。
皮膚生検
局所麻酔を行い、病変の一部を切り取り、病理検査を行います。主に良性・悪性皮膚腫瘍の診断に用います。
アレルギー検査
アレルギー検査には、血液を使ったRASTと皮膚のアレルギー反応を直接調べるパッチテストがあります。
エコー検査
超音波を用いて皮下にある病変を調べる検査です。
そのほかの検査 培養検査 血液検査
治療法
外用療法
塗り薬を使用して治療します。塗り薬は使用量、タイミング、部位を適正に使用しなければ十分に効果を発揮しません。
内服療法
各種疾患に応じて内服薬を使用します。正しい内服を継続しなければ副作用のリスクが上がり、効果を発揮しません。
液体窒素
-196℃の液体窒素を病変に使用することで瞬時に凍結し、病変を除去します。いぼ(疣贅)、脂漏性角化症、化膿性肉芽腫、その他の一部良性腫瘍などで使用します。
外科治療(良性腫瘍) 良性腫瘍で自然治癒しないものや、疼痛・掻痒などが強いもの、悪性腫瘍発生の可能性があるものなどは切除を行い、病理検査で確認します。 部位や大きさによっては当院では対応できない場合があります。
外科治療(悪性腫瘍) 悪性腫瘍のうち、光線角化症、基底細胞がん、有極細胞がんの初期のものなどは局所麻酔手術で切除可能です。悪性腫瘍は病変から数 mm~数cm大きく切除する可能性があるため、部位や大きさによっては当院では対応できない場合があります。